お茶を贈るということGiving tea

贈るという行為は、
感謝の心をかたちにして
伝えること。

一年を通して贈答の習慣がある日本。贈答の贈は「贈る」、答は「お返し(返礼)」を意味し、日本では古くから贈り物をいただく、いただいたらお返しをするという風習が受け継がれてきました。これは双方の心と心を通わせる、日本独自の美しいコミュニケーション手段のひとつです。

気持ちを贈るという
心遣い

贈答の文化は、当時、農耕社会を生きてきた日本人が節や祝祭時に感謝の気持ちとして神様へのお供え物をささげたのち、そのお供え物をそこにいた人々と分け合ったことが始まりとされています。そこからお互いが採ったものを分け合うという習慣が生まれ、鎌倉、室町時代には八朔(※)に贈り物をしたり、商売が盛んになった江戸時代にはお世話になった方やお得意様へ贈り物をしたり、諸大名の贈答儀礼になったりするなど、長い歴史の中で少しずつ変化を遂げてきました。過去から現代に至るまで、気持ちを伝える、気持ちを贈るという心遣いは日本人の心の中に生き続けています。

 

※はっさく・・八月朔日を略した言葉で、旧暦の8月1日を指しますが、新暦では8月下旬〜9月とされています。この時期は早朝に稲穂が実るため、農民が前祝いとしてお世話になった人や恩人に自分が育てた穂を贈るという習わしがありました。この日は八朔の祝い、八朔の節句とも呼ばれ、特別な日とされています。

縁起の良い贈り物として選ばれ続けるお茶

末広がりの八が重なる八十八夜に摘み取られた新茶は「無病息災・不老長寿の縁起物」と言われ、縁起の良い贈り物として今も多くの方に選ばれています。また、大地に深く根付く性質を持ち、いくら摘んでも芽がでる強い生命力を持つ茶の木は「お芽でたい」ものの象徴。唐の時代、陸羽が記した『茶経』でも「茶は南方の嘉木なり」と称えられ、優れている、めでたい、幸せといった意味が込められています。

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