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「揉み茶」の価値を上げたい。
挑戦から生まれた「茶雫」という新しいボトリングティー

株式会社祇園辻利様

 

1860年創業の老舗である祇園辻利様。
長年、宇治茶の味筋に拘りながら守ってこられ、伝統的な格式高い茶道業界や祇園を中心とした京都のホテルから飲食店まで幅広く評価され続けておられる祇園辻利様ですが、今から約40年以上前、お茶業界に革命を起こしたと言われている抹茶スイーツの生みの親でありパイオニアである喫茶店・茶寮都路里を立ち上げたり、お茶業界の常識であった「缶」のパッケージから今では当たり前の言葉と化したSDGsを意識して業界でいち早く「包み紙」を意識した紙のパッケージに変えるなど、常にお茶業界を牽引する新たな挑戦をし続けておられる企業様でもあります。

 

そんなお茶業界の巨匠との出会いは今から約3年前に遡ります。

弊社とこれまで共に研究開発を重ねてきた静岡のボトリングティー製造メーカーである
Benefitea様がその技術力を磨き、ボトリングティーが産声を上げて間もない頃でした。

「揉み茶」の価値を上げたい。そんな話から開発は始まりました。

 

“ペットボトル茶飲料による大量生産・大量消費の時代が到来して以来、その需要は拡大し続けてきた。いつでも簡単にコンビニなどで手に入り、作る手間がかからない便利さ故、人々の生活様式の中に急須でお茶を淹れるという文化は消滅する危機を迎えている。

煎茶などをはじめとする「揉み茶」の茶葉流通価格は低下を余儀なくされ、拡大するペットボトル茶飲料の傍らで、急須などで淹れる中級~高級なリーフ茶市場は低迷の一途をたどっており、「揉み茶」の茶農家は抹茶の原料となる「碾茶農家」に転身したり、廃業を余儀なくされるなど茶農家の事業承継にも大きな影響を与えている。
長年、宇治茶の普及に尽力してきた茶商にとって、このリーフ茶需要の低下は危機的な状況であり、高級揉み茶の新市場を開拓し、この状況を打破したい“という熱い想いに触れ、我々アーテラの想いと深く共鳴しました。

 

 

祇園辻利様は「本物志向」をモットーに、防腐剤などの添加物などを入れずにお茶本来の良さをお客様に味わって欲しいというのが社内方針でもあり、長年ペットボトル事業には参入されなかった歴史があります。まさにこのボトリングティーは茶葉と水のみからなる無添加高級茶飲料であることも方針が合致し、開発と普及を行うために歩みをスタートさせました。

このボトリングティーの開発での試作には実に一年以上の月日を重ねました。Benefitea様の特殊製法「コールドエクストラクション製法」では、長時間・低温抽出という製法であることから急須での「高温・短時間抽出」とは全く異なる製法であったため、この製法に適した茶葉選びに時間をたっぷりかけました。また茶葉と水の配合比率による濃度、殺菌工程を加味した色味の変化など、従来のお茶の常識では計れない様々な要素を経て、試作を繰り返しました。
そして、ようやく、急須で入れたお茶でもなければ、ペットボトルのお茶とも全く異なる、旨みが濃縮された究極の新しい味にたどり着きました。

 

 

この共同で開発されたボトリングティーには、祇園辻利様に「茶零」と命名して頂きました。
名前の由来はお茶の祖・栄西禅師が開山し、祇園辻利様と深いご縁のある建仁寺様をはじめとする禅のお寺で行われている作法から着想され、ラベルやパッケージも建仁寺様所有の国宝「風神・雷神屏風絵」をモチーフにされるなど、まさにお茶の伝統を表現したものとなっております。

 

 

そして、開発に着手して1年以上の月日を経て、2021年11月15日に販売を開始をスタートさせ、現在では弊社オンライン販売サイトや祇園辻利様の本店、オンライン販売サイトで多くのお客様にご購入頂き、ひそかに話題を集めています。
特別な日や特別な方、お酒の飲めない方、急須をお持ちでない方、宗教上お酒が飲めない国の方などへの様々な需要のギフトでのご要望にお応えしております。
弊社では、祇園辻利様のようなお茶業界関係者(茶商~茶農家様)や飲食店様専用のボトリングティー開発のご要望を広く承っております。
お茶の新しいカタチと未来への挑戦に共感頂ける方のご用命を心よりお待ち申し上げます。

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